尾張津島の津島神社と提灯つけの準備をしている祭船
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津島神社は今晩の宵祭と明日朝の朝祭が本番です。

神社近くの天王川では、祭船5槽が並んでいて、提灯つけなどの準備をしているところでした。

この津島神社は、京都八坂神社と同じ牛頭天王(ごずてんのう)を祭っています。

祭船は2艘の船を並べ、その上に屋台が乗ります。

更に上部に365個(閏年は366個)の提灯が半円形につけられ、

さらに上部に12個(閏年には13個)の提灯柱が天に伸び、祇園祭の山鉾のように高く突き出ています。

ところで、この牛頭天王の神格は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)だと言われています。

ウェキペディアには、次のようにあります。

牛頭天王(ごずてんのう)とは、日本の神仏習合における神である。

京都東山祇園や播磨国広峰山に鎮座する神であり、蘇民将来説話の武塔天神と同一視された。

インドの釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神とされ、祇園神という祇園信仰の神である。

陰陽道では天道神と同一視された。

神仏習合では薬師如来の垂迹であるとともに、スサノオの本地とされた。

現在の八坂神社にあたる感神院祇園社から勧請されて全国の祇園社、天王社で祀られた。

以上のように、牛頭天王はお釈迦様が説法された場所である祇園精舎の守護神なのです。

また薬師如来の垂迹(すいじゃく)であるとともに、スサノオの本地とされたとあるように、

スサノオ神は、仏教では薬師如来でもあり、牛頭天王でもあるのです。

そういえば、津島神社の境内には、お薬師さんを本尊とする寺院もありました。

このように神社やお寺の見方を変えてみると、つながりが少しずつ解けてきます。

廃仏毀釈以前は、神仏習合だったのです。

そして、神様も仏様も姿や役割は変わっても、基は同じだったのです。

であるなら私たちの祖先は、仏さまであり、八百万の神々でもあります。

神や仏に畏敬の念を持ち、敬うことを信仰と言います。

それに比べ、宗教は別物です。

日本でも、映画「ダヴィンチコード」のようなことが起きています。

組織である宗教では、運営重視による弊害がどうしても出てきます。

私たちは、正しい目を持って、正しく信仰することが大事な時代になりました。

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