毎年1月15日、飛騨古川では3つのお寺をお参りして親鸞聖人の遺徳を偲ぶという「三寺まいり」があります。
その昔、娘たちは野麦峠を越えて信州へ糸引きの仕事へ行きました。
娘たちは正月休みに帰省し、綺麗に着飾って瀬戸川べりを歩いて、円光寺、真宗寺、本光寺の三寺を巡拝し、
男女の出会いが多く生まれたといわれています。
主要な道に並べられた2メートルに及ぶ巨大雪像ろうそくと、
瀬戸川沿い並べられた千本の和ろうそくに火がともると、薄暗くなり始めた街は幻想的な雰囲気になります。
飛騨古川・三寺の一つ真宗寺(しんしゅうじ)門前の様子、縁起物の絵馬が売っているお店や境内ではやきもちが振舞われていました。
白壁土塀のある瀬戸川沿いでは、千本のろうそくが灯され、娘さんたちが手を合わせている光景がありました。
雪像ろうそく
普段はひっそりした街も、ダイナミックな雪像ろうそくが灯ると独特の雰囲気になりました。
なんと言っても、3つのお寺とも本堂の風格や内部の荘厳さに驚かされました。
比叡山での20年間の修行、法然さんとの出会い、越後での流刑生活、常陸国で布教活動など、
親鸞さんの生涯はいかがなものだったのかと想像をするお参りでした。