麻績神社(おみじんじゃ:長野県飯田市)
麻績(おみ)とは、昔、麻がこのあたりでよく栽培されていたことから付いた地名だそうです。
このあたりは麻績の里と呼ばれ、元善光寺から700mほど山手に位置しています。
神社の前の舞台桜、旧座光寺麻績学校校舎、竹田扇之助記念国際糸操り人形館、
そして元善光寺と散策できるところです。
樹齢350年、「半八重紅彼岸枝垂れ桜」、木全体が多弁化し花びらが5~10枚の桜で、
全国でここしかない珍しい桜だそうです。開花時期は例年4月中旬。
旧座光寺麻績学校校舎
1階は、歌舞伎舞台、2階は学校になっているそうです。
明治6年に建てられた長野県最古の木造校舎
正面は、まるで寺院の様に堂々した構えです。
側面にまわるとなまこ壁になっています。
また、この校舎の奥には、竹田扇之助記念国際糸操り人形館があります。
江戸時代、大阪の竹本座を創立し今日の文楽の礎を築いた初代竹田出雲の流れをくむ竹田三之助、
その弟子となった竹田扇之助(現当館館長)、喜之助らにより昭和の人形劇史に不朽の名を残しました。
現在は、人形舞台が展示されていて、かつて上映された「雪ん子」などの名作をモニタで観ることができます。
館内では、他にも人形の展示がされています。
お庭の綺麗で、もうひとつの老木「石積の桜」も眺めることができます。
桜の季節は、見学客で賑わうそうですが、雨まじりの日、
閑散とした館内でゆっくりと見学するのも良いものです。