高台寺は、秀吉の正室である北政所(高台院)が、秀吉の冥福を祈るために建立された寺院です。建立の際は、家康の経済的援助もあり、壮麗を極めていました。寛政元年(1789年)以後、たびたびの火災にあって多くの堂宇は焼失しました

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方丈から開山堂と小堀遠州作の名勝庭園を眺める(東山を借景にしている)

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方丈庭園

方丈内では、今年一月から、太閤秀吉像と北政所高台院像の修復記念として、これら2体の像が霊屋(たまや)から移され、間近で拝観することができます。400年間の歳月で色あせ痛んでいた像でしたが、きれいに塗りなおされました。来年以降は元の霊屋へ戻される予定です

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開山堂

建仁寺から三江和尚を向かい入れ、開山されました

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霊屋(たまや)

北政所の遺骨が、埋蔵されています

この中に太閤秀吉と北政所高台院の木造が400年間、安置されていました。内部は華麗な高台寺蒔絵が施されています

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「傘亭」内部、天井は竹が放射状に組まれていて、カラカサを広げたように見えることから、その名があります

霊屋から更に山手に登ると傘亭と時雨亭と称する二つの茶室が並んでいます。高台寺建立の際、伏見城から移建されました

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手前は時雨亭で奥が傘亭

時雨亭は茶室としては珍しい二層式になっています

二階の窓からは、「八坂の塔」と京都盆地、そしてその先は、大坂城のある大坂平野上空の空が見えます

北政所は、ある日の夜、この時雨亭の二階の窓から、赤く染まった大坂の空を眺めていたそうです

大坂の陣、豊臣家滅亡の日です

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高台寺から眺める八坂の塔

 

 

 

 

 

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