赤沢自然休養林(長野県上松町)内を走る観光トロッコ列車、「赤沢森林鉄道」に乗車しました。
往復2.2㎞、片道約10分、折り返しの丸山渡駅で5分の休憩時間(ディーゼル機関車の切り替え)を経て、同じ軌道を約10分走り、森林鉄道記念館駅へ戻ります。
全盛期の高度経済成長時代には、総延長500㎞にも及ぶ軌道があり、木材を運搬していました。
このあたり一帯は強度の高い良質のヒノキが採れ、伊勢神宮の遷宮用材として保護されています。
ヒノキは日本と台湾のみに分布しており、伊勢神宮では日本のヒノキのみが使われてきました。
伊勢神宮においてはヒノキでなければ神が宿ることはないとされています。
そして、一度の遷宮に使用されるヒノキは約1万本です。
先人たちは20年に一度の伊勢神宮遷宮を1300年にわたり継続されてきました。
遷宮だけでも1300年以上、国の形は2600年以上、このような国は外国には一切ありません。
この間、内紛や外国に侵略される危機を奇跡的に何度も乗り越えてきました。
このような国に住まわせていただいているだけでも有難くすごいことだと思えてきます。
これからも続けることができるのだろうかも未来はわからないし、心配なところでもあります。