京都府京丹後市久美浜にあります豪商稲葉本家を
ボランティアガイドさんのご案内で見学することができました。
西美濃の戦国武将(稲葉一鉄が有名)、稲葉一族の末裔が江戸時代に久美浜の地に移り、麹製造から回船業、金融業などで財を成しました。
現在の豪商稲葉本家は、市が所有し、ボランティア団体が運営していて、名物にばたもちがあります。
それは、江戸中期(1782~1788)に起きた天明の大飢饉のとき、多額の金穀を献納し、飢えに苦しんでいた村民に当時の稲葉家当主がぼたもちをふるまいました。
また、多額の私財を投げうって、昭和四年念願の久美浜・豊岡間の鉄道が開通したときも、そのお祝いにとぼたもちがふるまわれました。
西欧の金持ちと昔の日本人の金持ち、何かが違います。