東京築地の場外市場の奥には波除稲荷神社があります。
4代将軍・徳川家綱の時代、周辺の埋め立てに際し、激しい波により堤防がたびたび壊され工事が難行しました。ある日、海中に漂う稲荷神の像をみつけ、それを拾い祀ったところ、波風が治まり工事が無事に完了したとされています。
以来、厄除け航海安全の神として、人々に厚く信仰されています。祭礼には大きな獅子頭の神輿が町内を練り歩きます。
さて、土地とか地域には必ず、その一帯を守る神様がみえます。
氏神様と言います。
氏神様はその土地に暮らす人々が豊かで幸せな気持ちで生活できるようにマジで守っていただいてます。
昔の日本人は、波除さんのお話のように、何か災いがあると誰もがあたりまえのように神様を畏れ感謝をこめて祀りました。
ところが残念ながら現代人は、氏神様の前で現世利益のお願いをすることが信仰のようになっています。
氏神様の気持ちにたてば、「おまえたちを今でも充分に守っているではないか。このうえ、個人的なお願いごとばかりしよってからに。お前たちがそれに気づくまで災いをもたらしてやるわい!」となるわけです。
氏神様は人には見えません。
氏神様がここにいてもなかなか気づいてくれないのです。
もどかしい気持ちでいるのが氏神様なのです。
氏神様が嫌うことは、無視されることです。
人間の心理と一緒ですね。
みえなくても氏神様がそこにおみえになるように敬意をはらい、
いつも心から感謝をすればよいのです。
氏神様に感謝のみを捧げましょう。
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