(嵯峨嵐山文華館 展示 小倉百人一首 三番歌 柿本人麻呂)
学校の授業では柿本人麻呂がどんな人なのか、よくわからないままで終わります。
しかし、人気ブログ、ねずさんのひとりごとでは、その人物のイメージが湧いてくるような説明があり興味がそそられます。
そして、日本の国の形が世界とは全く違い、究極の民主主義であることが、この小倉百人一首で証明されています。
http://nezu3344.com/blog-entry-2149.html
あしびきの
山鳥(やまどり)の尾の
しだり尾の
ながながし夜を
ひとりかも寝む
百人一首の3番歌は、柿本人麻呂です。
この「3番に人麻呂が来ている」ということが、実は、世界的にみて画期的なことです。
なぜかといいますと、百人一首は、はじめの1番歌と2番歌が天皇の御製です。
普通に考えたら、世の中身分制ですから、3番目にくるのは、皇太子殿下か、すくなくとも政治における最高権力者である「太政大臣」クラスの人の歌であるはずです。
ところが小倉百人一首では、三番目が柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)です。
なるほど人麻呂は、天才歌人としてよく知られた人ではあります。
ですが、出自は、とても身分の低い人です。
その低い身分の人麻呂が、並みいる政界の大物や名だたる高僧たちを差し置いて、そればかりかなんと光孝天皇(15番)まで差し置いて、3番歌に名を連ねているのです。
さらにいうなら、律令制における政治の最高権力者(それはいまの内閣総理大臣よりも位の高い上位の役職)は、太政大臣です。
その太政大臣に至っては、76番歌、91番歌、96番歌と、むしろ後の方での登場です。
こういうことに「順番は何の意味もない」としか考えられないのだとしたら、よほど鈍感としか言いようがありません。
・・・
歌川国芳画
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