(嵯峨嵐山文華館 展示)

 

小倉百人一首 四番歌 山部赤人(やまべのあかひと)

 

 田子の浦ゆうち出でて見れば白妙の
 富士の高嶺に雪は降りつつ

本来の歌は「田子の浦ゆ」であるのにもかかわらず、上の写真は「田子の浦に」となっています。

その理由が人気ブログ「ねずさんのひとりごと」にて解説されています。

http://nezu3344.com/blog-entry-2152.html

 

・・・(以下は引用)

たぶん、「田子ノ浦に」の方が、わかりやすいからなのではないかと思うのですが、「ゆ」と「に」で何が違うかというと、「田子ノ浦に」なら、ただ、「田子ノ浦に出た」という意味にしかなりませんが、「田子ノ浦ゆ」ですと、「そこが富士山が美しく見えるという観光名所の有名な田子ノ浦だから」という、ちょっと深い意味になります。

・・・

 

そして、「富士の高嶺に雪は降りつつ」とは、いつの季節のどんな富士山を眺めているのでしょうか。

 

日本のシンボル的な山である富士山を富士見の観光名所である「田子の浦」まではるばる赴いた歌人の山部赤人でしたが、そこから望んだ富士山はどんな姿だったのか、時空を超えてその時の歌人の見た光景や気持ちが31文字を通して想像することこそ歌の魅力です。

ねずさんによる大和言葉の奥深さを含めた解説のおかげで、その時に生きた日本人の心とか魂が歌を通して生き生きと蘇るようです。

冨嶽三十六景 田子の浦 葛飾北斎

 

 

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