石山寺の本尊である木造如意輪観音半跏像は、原則として33年に1度と、天皇即位時に開扉される秘仏です。

前回は33年毎として、平成28年(2016年)に開帳されました。

今回、天皇陛下御即位を祝して、令和2年3月18日より6月30日まで開扉されます。

 

清水寺などと同様に観世音菩薩の開帳には33年に一度とされることが多いようです。

この三十三という数字は観音経に説かれる観世音菩薩は33の姿に変えて人々を救うことからきています。

 

観音経は法華経の神髄だと、私は専門家ではありませんがそう思っています。

自分のまわりをみてみると、ある意味すべてが自分を生かそうとしていると言えます。

太陽も月も大地も動植物も風も雨もすべての人々も目に見えるもの目に見えないものすべて、ある考え方をすれば、自分を生かしてくれています。

テレビやネットからの情報も、自分の知らないところで起きている出来事も、直接的、間接的、大きい、小さいはありますが自分に影響を与えています。

一見、関係ないことに思えることでも、スルーするかしないかは自分次第です。

一見、自分にとって本意でない出来事も自分の受け止め方次第で自分の運命を変えることになります。

観音様が33の姿に変わって人々を救うとは、こういうことだと私は解釈しています。

例えば、不都合だと思われる出来事に対し、「気をつけよう」思い、即刻、行動を改めたことで、軽い難に済んだならば、これは観音様が「不都合な出来事」に姿を変え、自分を救ってくれたと言えます。

 

不都合な出来事にもし自分が観音様の救いと気づくことなく、もしも、不服として受け止めたなら、観音様は更なる強烈な不都合な出来事を与えてくれます。

自分から大切なものが気づくまで失われるように仕組まれているのです。

失われて初めて、大切なものに気づきます。

これも観音様の救いの一つです。

十一面観音像の正面は慈悲のお顔ですが、裏の顔は憤怒です。

慈悲や愛情からくる憤怒です。

慈悲と愛情の観音様に囲まれたこの世界、本当に有難いですね。

 

 

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